「ミッドウェイ」のローランド・エメリッヒ監督が制作のSF映画『13F』を紹介します。
「マトリックス」「インセプション」のような、覚醒ネタが好きな人向けの傑作映画です。
※2020年9月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認下さい。
『13F』映像
出典元men1ps
『13F』あらすじ
コンピュータソフトの開発者ホールは、最新技術を駆使し、1937年のロサンゼルスをコンピュータ内に再現しようとしていた。
そんなある日、上司が何者かに殺される事件が起こり、ホールが容疑者にされてしまう。
事件の真相が仮想現実にあることを知ったホールは、自らコンピュータ内に入り真相を探ろうとする。
しかし、やがて現実とバーチャルの区別がつかなくなっていくのだった・・
『13F』見どころ・感想レビュー・ネタバレあり
『13F』(サーティーンフロア、原題 The Thirteenth Floor)は、1999年に公開されたアメリカ・ドイツのSF映画です。原作はダニエル・ガロイの1964年の小説『Simulacron-3』。
監督はジョセフ・ラスナック。
出演は「シンデレラマン」のクレイグ・ビアーコと「3時10分決断のとき」のグレッチェン・モル他。
同年の2ヶ月ほど前に公開された「マトリックス」に話題を持っていかれた映画。
批評家の評価も厳しいようです。
しかし「13F」を初めて動画配信サービスで観ると、以外にも面白くて掘り出し物を見つけた感じ♬
制作にローランド・エメリッヒの名前があったので、大雑把な映画なのかなと心配しましたが大丈夫でした(笑)
「マトリックス」と比べると派手なアクションはないので、観る人によっては退屈かもしれませんが、サスペンスと仮想現実を上手く絡めたストーリーで、SF小説を読んでいるような想像力を掻き立ててくれた作品です。
仮想現実の人間に恋をしてしまう、という設定にも、SF独特の不思議なものを感じました。
そして仮想現実のプログラムでも、しっかりと人格を持っているのも面白いです。
仮の存在でも大切にしてほしい、とプログラムが真剣に訴える部分に、どこか切ないものを感じました。
誰でも自分の存在している意味を明確にしたいものなんですね。
冒頭、フランスの哲学者・デカルトの「我思う ゆえに我あり」という有名な言葉が出てきます。
存在を問いかけてくる、傑作SF映画です。
『13F』ネット動画配信サービス
※2020年9月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認下さい。
『13F』キャスト・スタッフ
キャスト
クレイグ・ビアーコ
アーミン・ミューラー=スタール
グレッチェン・モル
ヴィンセント・ドノフリオ
デニス・ヘイスバート
スタッフ
監督 ジョセフ・ラスナック
脚本 ジョセフ・ラスナック、ラヴェル・センテノ=ロドリゲス
原作 ダニエル・ガロイ『Simulacron-3』
製作 ローランド・エメリッヒ、ウテ・エメリッヒ、マルコ・ウェバー
音楽 ハラルド・クローサー
撮影 ウェディゴ・フォン・シュルツェンドーフ
編集 ヘンリー・リチャードソン
※2020年9月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認下さい。