ロシア本国で大ヒットを記録した戦車アクション映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」を紹介します。
圧倒的な不利な状況下で、ナチスドイツの基地からソ連最強戦車T-34を奪い脱出する男女の物語。
日本でも「インターナショナル版」公開後、さらに「ダイナミック完全版」、最長バージョン3時間11分の「最強ディレクターズカット版」が公開されるなど、大人気のロシア映画です。
※2020年7月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
目次
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 予告編
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 あらすじ
第二次大戦下、ソ連の士官イヴシュキンは出撃した前線で戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。彼はナチスの戦車演習のため、同じ捕虜になった仲間たちとソ連の戦車T-34を操縦することを命令される。
その演習では弾を装備することは許されていない。ナチスの戦車隊から逃げ惑うことしかできず、命令に背いても演習に出撃しても死が待っていた。
しかし、イヴシュキンは脱出するため密かに行動を起こす・・
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 見どころ・感想・レビュー
戦車アクション超大作『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』は、本国ロシアで最終興行収入は40億円を超え、観客動員800万人という数字を叩き出したメガヒット作です。
戦車戦のシーンでは、スローモーションで砲弾が飛び交う様子をCGで描いたりして、それまでの戦車アクション映画とは一味違った迫力ある映像を見せてくれます。
同じ戦車映画では、ブラット・ピット主演の「フューリー」がありましたが、こちらは戦争の残酷さ・悲惨さが強調されていました。
一方「T-34」は、どちらかというと戦争活劇映画のノリで気楽に観ることが出来ました。もちろん、気楽な戦争というものはないのですが、エンターテイメントとして面白かったです。
ただ個人的には、何となく話の展開が早すぎて、説明不足な印象を受けました。
少しネタバレになりますが、
例えば、ドイツ軍の基地から脱出した後、「給油する」と言って燃料補給するために寄った街では、何故か給油シーンがありませんでした。
「いつ給油したんだよ?」
という疑問がありました。
その後ネットで調べると、実は「ダイナミック完全版」があり、最初に観た「インターナショナル版」ではカットされていた26分ものシーンがあるとのこと。
最初っから完全版でも良かったのに!と思いました。
ところが嬉しいことに、2020年7月31日より「最強ディレクターズ・カット版」が劇場公開されます。
時間は3時間11分。
これは劇場の大きなスクリーンで観てみたいです!
続々公開!ロシアのエンターテイメント映画
「T-34」以外にも、
人の心の中の出来事を描いた、ロシア版インセプションと呼ばれる「アンチグラビティ」(2019)
電力が失われた世界で地球の危機に立ち向かうロシア軍特殊部隊の活躍を描いた「ワールドエンド」(2019)
等々・・
ロシア映画に対しては、どちらかというとお硬いイメージがあったのですが、次々と面白そうな作品が公開されてきました。
これからが楽しみです♫
そして、こちらも男たちの熱いドラマが見られる一押しのロシアSF映画です。↓
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 ネット動画配信サービス
※2020年7月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」 キャスト・スタッフ
キャスト
(ニコライ・イヴシュキン)、アレクサンドル・ペトロフ
(アーニャ)イリーナ・スタルシェンバウム
(イェーガー大佐)ヴィツェンツ・キーファー
(ステパン・ヴァシリョノク)ヴィクトル・ドブロンラヴォフ
(ヴォルチョク)アントン・ボグダノフ
(イオノフ)ユーリー・ボリソフ
ピョートル・スコヴォルツォフ
アルチョム・ビストローフ
セミョン・トレスクノフ
スタッフ
監督アレクセイ・シドロフ
脚本アレクセイ・シドロフ
製作レン・ブラヴァトニック、ルーベン・ディシュディシュヤン、ネリ・ヤラローヴァ、アントン・ズラトポルスキー、ニキータ・ミハルコフ、レオニド・ヴェレシュチャギン
※2020年7月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。