無人偵察機ドローンをテーマにした映画「ドローン・オブ・ウォー」を紹介します。
ラスベガスの空軍基地から、遥か1万キロ離れたドローンを遠隔操作してミサイルを発射。任務が終わると自宅に帰って家族と過ごす、という現実感の欠けた戦争の姿がリアルに描かれています。
※2020年7月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
「ドローン・オブ・ウォー」予告編
「ドローン・オブ・ウォー」あらすじ
無人戦闘機の操縦士として、テロリスト掃討作戦に貢献してきた米空軍のトミー・イーガン少佐。彼はエアコンが快適に効いた部屋で、ミサイルをクリックひとつで発射するというゲームをこなすような任務を遂行していた。
そんなある日、上層部からの理不尽な命令を受けるようになり、彼の精神は追い込まれていく・・
「ドローン・オブ・ウォー」見どころ・感想
米軍の無人戦闘機・ドローンをテーマにした、対テロ戦争の実態をリアルに描いた作品です。
監督は『ガタカ』『TIME/タイム』などのアンドリュー・ニコル。
ドローンのオペレーター、イーガン少佐を演じるのは『今を生きる』『ガタカ』のイーサン・ホーク。
共演は、『スター・トレック』シリーズ『レジデント型破りな天才研修医』のブルース・グリーンウッド。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のゾーイ・クラヴィッツ。
この映画で描かれている怖さは現実感の欠けた戦争の姿。
ドローンの遠隔操縦でミサイル攻撃、その日の任務が終わるとマイホームに帰る・・
そんな毎日を送るイーガン少佐の精神は徐々に病んでいきます。
そして、モニターの目の前で、アフガンの男性兵士が女性に暴力を奮っているのを発見しても、勝手な行動が取れず手を出せない。その一方で、女性子供がいても、上層部からの命令でミサイルを打ち込まないければいけないイーガン少佐の葛藤。
彼は、人としての良心の呵責に耐えきれず、さらに追い込まれていきます。
映画内では、殺らなければアメリカ国民が危ない、という大義名分のセリフが出てきます。そして、それによる報復の連鎖も起きる、というセリフも出てきます。
どんなにハイテクな兵器を利用しようと最後は人が判断。安全な場所でドローンを操縦しながら、精神的におかしくなっていく主人公・・
心理的に怖い映画でした。
(R15+)
「ドローン・オブ・ウォー」ネット動画配信サービス
※2020年7月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。
「ドローン・オブ・ウォー」キャスト・スタッフ
キャスト
スタッフ
※2020年7月時点の情報です。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。