「Fukushima 50」を観て、震災を風化させてはいけないと感じた・・

東北地方太平洋沖地震による、福島第一原子力発電所事故発生時、発電所に留まり復旧作業に従事した作業員約50名たちの奮闘を描いた映画、「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)を紹介します。

原作が当事者たちへのインタビューに基づいていて、震災当時、現場で何が起こっていたのかを知るためにも必見の映画です。

 

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「Fukushima 50」あらすじ

2011年(平成23年)3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0、最大震度7の大地震が発生し、巨大津波が福島第一原子力発電所を襲う。原子炉は、浸水の影響で全電源を喪失して冷却不能の状態に陥いり、炉心溶融(メルトダウン)の危険が迫っていた。

原子炉制御のため奔走する、伊崎1・2号機当直長と現場作業員。そして、現場を把握しない本店と官邸からの指示に憤りを顕にしながら全体指揮を統括する吉田所長。しかし、現場の努力もむなしく事態は悪化の一途をたどる。

「Fukushima 50」予告

「Fukushima 50」感想・レビュー

出典元:https://www.fukushima50.jp/

「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)は、ノンフィクション作家、門田隆将の著書『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』を映画化したものです。

題名になった「Fukushima 50」とは、現場作業に踏みとどまった50人の作業員のことを、欧米メディアが呼んだことから広まりました。

今回「Fukushima 50」のチラシを見て、福島第一原子力発電所の事故発生時、現場では何が起きていたのか興味があり映画館に足を運びました。

未曾有の体験の中で懸命に復旧のため努力する人たち、そして実名が出てきませんが、当時の民主党政権の混乱ぶりも描かれています。

出典元:https://www.fukushima50.jp/

失礼ながら「Fukushima 50」を観るまでは、事故発生時、福島第一原発では何が起きていたのか詳しい事を分かろうとはしませんでした。

しかし、今回映画を観ることで、日本が本当に危ない状況で、現場では大変な思いをして復旧に当たってくれたスタッフの方々の存在を知ることが出来ました。

そして、スタッフお一人おひとりの家族同士の想いに、こみ上げるものがありました。

私自身少し疑問に思ったのは、チェルノブイリではどのくらいの被害があった、とか説明的なシーンが幾つか挿入されていた事です。大事な事だし伝えたい事は分かるのですが、淡々と描いてくれた方が逆に震災の怖さといったものが、もっと強く伝わってきたのではないかと個人的には思いました。

しかし、見終わると同時に、東日本大震災の記憶が薄れてかけ、現在も帰宅困難の方々がいるのに過去のことのように感じていたことに強く反省。

「民主党政権の無能ぶりが描かれているけど、実際は、津波による冷却機能喪失対策を拒否してきた第一次安倍政権の責任。」など、描かれ方には様々な批判もあるようですが、多くの作業員の方々の努力で、現在私達が安全に生活できることに感謝出来た映画です。

震災の記憶を、いつまでも忘れないようにしたいです。

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「Fukushima 50」原作本

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原発事故の当時の様子を、当事者たちへの取材で綴られたノンフィクション。郷土愛と使命感に貫かれた男たちは、何を思い、どう闘ったのか。

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「Fukushima 50」サントラ

音楽担当は岩代太郎さん。「レッドクリフ」「利休にたずねよ」など、映画・テレビ・アニメ・舞台など幅広いジャンルで活躍されています。ヴァイオリンには五嶋龍、チェロには長谷川陽子といった豪華メンバーが参加。そして、東京フィルハーモニー交響楽団による壮大なサウンドが物語を盛り上げています。

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「Fukushima 50」キャスト・スタッフ

主なキャスト

吉田昌郎  (福島第一原発 所長)- 渡辺謙

伊崎利夫  (福島第一原発 1・2号機当直長) – 佐藤浩市

前田拓実  ( 5・6号機当直長)- 吉岡秀隆

野尻庄一 (発電班長)- 緒形直人

大森久夫 (管理グループ当直長) – 火野正平

平山茂(第2班当直長)- 平田満

井川和夫 (第2班当直副長)- 萩原聖人

浅野真理(緊急時対策室総務班) -安田成美

伊崎遥香 – 吉岡里帆

伊崎智子 – 富田靖子

滝沢大 – 斎藤工

内閣総理大臣 – 佐野史郎

スタッフ

監督-若松節朗

脚本-前川洋一

音楽-岩代太郎

原作-門田隆将

撮影-江原祥二

証明-杉本崇

サウンド・デザイン-柴崎憲治

美術-瀬下幸治

特撮・VFX監督-三池敏夫

 

製作:KADOKAWA

配給:松竹、KADOKAWA

©2020『Fukushima 50』製作委員会

公開日:2020年3月6日(日本)

 

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