1981年に公開されたドイツ戦争映画の傑作「Uボート」を紹介します。
公開当時、臨場感あふれる映像と潜水艦の中で繰り広げられる男たちの心理描写に話題が集まりました。
観終わった後、戦争に対する虚しさと、男たちが生きる姿に感動した映画です。
「Uボート」あらすじ
1941年秋、ナチス・ドイツ占領下のフランスのラ・ロシェル港。報道班員のヴェルナー少尉は取材のためドイツ潜水艦Uボート「U96」に搭乗する。連合国護送船団を沈める事が「U96」の任務であった。
出港後、敵駆逐艦との遭遇、爆雷攻撃の恐怖など、戦争の真実を突きつけられるヴェルナー少尉。しかし「U96」には、さらに過酷な運命が待ち受けていた・・
Uボート予告編(ディレクターズカット版)
「Uボート」見どころ・感想
「Uボート」(原題:Das Boot)は、ロータル=ギュンター・ブーフハイムの小説が原作の戦争映画です。テレビドラマとして制作されたものでしたが、映画として編集され、1981年ドイツで公開されました。(後にTV版も放映)
1982年にアメリカで公開されると、アカデミー賞6部門にノミネート。日本でも1982年に公開され評判になり、潜水艦内で乗組員が走る姿をカメラが追う撮影方法は、当時注目を集めました。
敵艦から落とされる爆雷から身を守るために息を潜ませるシーンや、恐怖のため叫び狂う乗組員の姿を描くなど、閉鎖的な極限状態で懸命に生きる男たちを、圧倒的な臨場感で描くドラマには思わず引き込まれてしまいます。
過酷な戦闘の中での艦長の決断・部下への想い・・ 仲間、家族、恋人を想うそれぞれの乗組員たち・・・ そして衝撃のラスト・・
見終わったあと、男泣きしてしまいました。
潜水艦戦争映画の傑作です。
1997年には、監督自ら編集した3時間28分のディレクターズ・カット版も公開されました。
個人的には、劇場公開時の2時間30分ほどのバージョンの方が、上手くまとまっていると感じています。
本作「Uボート」の特撮では、ミニチュアを使っていると分かるシーンもあるのですが、CG全盛期の現在見直すと逆に臨場感が迫ってきます。
Uボート オリジナル・サウンドトラック
劇中に流れるクラウス・ドルディンガーの音楽も美しくてオススメ!
勇ましく、時には物悲しい旋律は、とても心に染み入ってきます。映画と同時にサントラも素晴らしいです。
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「Uボート」キャスト・スタッフ
キャスト
・艦長:ユルゲン・プロホノフ
・ヴェルナー少尉:ヘルベルト・グレーネマイヤー
・機関帳:クラウス・ヴェンネマン
・ヨハン:アーウィン・レダー
スタッフ
・監督、脚本:ウォルフガング・ペーターゼン
・製作:ギュンター・ロールバッハ
・撮影:ヨスト・ヴァカーノ
・音楽:クラウス・ドルディンガー
・原作:ロータル=ギュンター・ブーフハイム
「Uボート」視聴可能な動画配信サービス
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※2020年12月時点の情報です。最新の情報は各サービスの公式サイトにてご確認下さい。